
あなたは脱毛クリームや除毛クリームに、こんな疑問を持っていませんか?
- 髭に脱毛クリームや除毛クリームは使える?
- 脱毛クリームで髭を永久脱毛はできる?
脱毛クリームと除毛クリームは同じもので、どちらも「ムダ毛を取り除くこと」を目的としたクリームです。
では、脱毛クリームを使ってヒゲを永久的に脱毛することはできるのでしょうか。
また除毛クリームをヒゲに使用すると危険といわれていますが、その理由はなんなのでしょうか。
この記事では「脱毛クリームで髭を永久脱毛できるのか」「髭に使用するリスク」について詳しく紹介します。
目次
1.【結論】髭に“脱毛クリーム”は使えない|永久脱毛も不可能

脱毛クリーム・除毛クリームは、刺激が強いため、顔には使用できません。
永久脱毛もできないので、髭を根本から減らしたい場合は、ヒゲ脱毛におすすめの方法をチェックしておきましょう。
1-1.市販の“脱毛クリーム”は実際は除毛クリームである
「脱毛クリーム」と呼ばれる市販品は、実際には除毛クリームなので、脱毛効果はありません。
また除毛クリームには強アルカリ性成分が含まれていて、刺激が強く、顔には使えないものがほとんどです。
1-2.髭は太くて硬いため、クリームでは溶けきらない
ヒゲは太くて硬いため、除毛成分が浸透しにくく、完全に毛を溶かすことができません。
特に鼻下やアゴは1本1本の髭が太いため、除毛効果が低くなる傾向があります。
1-3.毛根を破壊できないため永久脱毛は不可能
永久脱毛をするためには、毛根に存在している毛乳頭などの発毛組織を破壊する必要があります。
これができるのは、医療レーザー脱毛だけです。
第1 脱毛行為等に対する医師法の適用
以下に示す行為は、医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反すること。
(1) 用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為
引用元:https://www.mhlw.go.jp/
除毛クリームは肌表面の毛にのみ作用します。
毛根には一切届かないため、一時的に除毛ができるだけで、永久脱毛はできません。
2.除毛クリームの仕組み|髭に向かない科学的な理由

次に除毛クリームの仕組みと髭の処理に向かない理由について紹介します。
2-1.成分(チオグリコール酸)が作用するのは毛の表面のみ
除毛クリームには、チオグリコール酸カルシウムなどの還元剤が配合されています。
この成分により毛のタンパク質を分解することで、毛を溶かして取り除く仕組みになっています。
チオグリコール酸カルシウムは、肌表面に生えている毛にのみ作用します。
毛乳頭などの発毛組織には届かないため、脱毛効果はありません。
2-2.髭の根元には一切届かず、青髭は改善しない
青髭は、処理後に皮膚の下に残った毛が、透けて見えている状態です。
除毛クリームで表面の毛を除去しても、毛根は残ったままになります。
そのため除毛クリームを使い続けても、青髭が改善することはありません。
青髭が消えない理由については、青髭の原因と対策でも詳しく解説しています。
2-3.効果は一時的、数日ですぐに元通りになる
ヒゲの再生スピードは非常に早く、1日に平均0.2mm~0.4mm伸びるとされています。
そのため除毛クリームで表面の髭を取り除いても、すぐに元通りに生えてきてしまいます。
このように効果が一時的なので、カミソリと同じぐらいの頻度で、処理が必要になります。
また継続しても毛が減ることがないため、費用がかかり続けることもデメリットの一つといえます。
3.【危険性】髭に除毛クリームを使うとリスクが高い理由
髭に除毛クリームを使うとリスクが高いとされる理由は次の3つです。
- 顔は皮膚が薄く、強アルカリで炎症を起こしやすい
- 鼻下口周りは粘膜が近く危険性が高い
- 髭は溶けにくく放置時間が長くなり刺激につながる
では3つの理由について、それぞれ詳しく説明します。
3-1.顔は皮膚が薄く、強アルカリで炎症を起こしやすい
除毛クリームは、チオグリコール酸カルシウムの効果を高めるために、強アルカリ性になっています。
顔の皮膚は薄くて敏感なので、強いアルカリの成分が触れると炎症が起こる可能性が高くなります。
引用元: 日経BPヒット総合研究所 黒住紗織
髭に除毛クリームを使用すると、次のような肌トラブルが生じることがあります。
- 乾燥やひりつき
- かゆみ
- 発疹などの炎症
ヒゲ脱毛の施術後にも、似たような炎症が起こることがあります。
炎症が起こった場合は、ヒゲ脱毛で肌荒れする原因と対策を参考に対策を行いましょう。
3-2.鼻下・口周りは粘膜が近く危険性が高い
鼻下や口周りの髭に使用すると、誤って鼻や口に入ってしまう可能性があります。
除毛クリームが粘膜に触れると重大なトラブルの原因なるので、顔への使用は避けましょう。
3-3.髭は溶けにくく放置時間が長くなり刺激につながる
ヒゲは太くて硬いため、溶けるまでに時間がかかります。
しかし効果が出るまで放置してしまうと、肌に大きな負担がかかってしまいます。
チオグリコール酸塩を除毛を目的として使用する場合には、pH が 12.5 のチオグリコール酸の含有量は5%以内の場合、
1回の使用時間は 10 分以内で、1週間に1度であれば、皮膚の表層より深くは浸透しないといわれています(注7)(注8)。
しかし、10 分以上使用すると皮膚に浸透していき、皮膚のケラチンタンパク質がチオグリコール酸の刺激によるダメージを受ける可能性があります。
引用元:https://www.mhlw.go.jp/
10分以上放置すると、赤みや痛み、腫れなどの肌トラブルが起こる可能性が高くなります。
翌日になっても症状が治まらない場合は、皮膚科を受診しましょう。
4.髭に除毛クリームを使っても“薄くならない”本当の理由

髭に除毛クリームを使っても薄くならない理由は次の3つです。
- 発毛組織に作用しないため毛量は変わらない
- 太い髭が途中で切れて青髭が濃く見える
- 脱毛ではなく除毛なので根本から改善できない
では3つの理由についてそれぞれ詳しく説明します。
4-1.発毛組織に作用しないため毛量は変わらない
除毛クリームは、肌表面の髭にのみ作用します。
発毛組織には影響しないため、使い続けても毛量が減ることはありません。
ヒゲは偏った食生活や喫煙などの生活習慣が原因で、濃くなることもあります。
5つのNG習慣については、ヒゲが濃い原因で解説しています。
4-2.太い髭は途中で切れ、逆に青髭が濃く見える場合がある
太い髭は除毛クリームで完全に除去しきれず、途中で切れてしまうことがあります。
途中で切れることで断面が大きくなり、逆に青髭が濃く見えることも、薄くならないと感じる理由の一つです。
4-3.“脱毛”ではなく“除毛”だから根本から改善できない
除去クリームには脱毛効果がないため、使い続けても髭が薄くなることはありません。
脱毛と除毛には次のような違いがあります。
- 除毛:肌表面の髭を処理する
- 脱毛:毛根ごと髭を除去する
表面の髭を処理しても発毛組織は残ったままなので、しばらくすると元通りに生えてきます。
根本から改善したい場合、ヒゲ脱毛を始めるのがおすすめです。
5.【代替案】髭を安全に処理したい人が選ぶべき方法

除毛クリームは、刺激が強いため、髭に使用するのはおすすめできません。
安全に髭を処理したい人は、次の3つの中から自分に合う方法を選びましょう。
5-1.一時的に整えるなら電気シェーバーが最も安全
電動シェーバーはカミソリと違って、刃が直接肌に触れないため、安全に髭を処理することができます。
安全に深剃りするコツについては、ヒゲを深ぞりする方法で詳しく紹介しています。
5-2.青髭を即座に隠すならメンズ用コンシーラーが有効
深剃りをしても青髭が目立つ場合は、メンズ用コンシーラーを使ってみるのがおすすめです。
自然に青髭を隠すコツについては、コンシーラーで青髭を隠す方法をご覧ください。
5-3.根本的に髭を薄くしたいなら医療レーザー脱毛が最適
確実に髭を薄くしたいなら、医療レーザー脱毛で毛根ごと髭を除去してしまうのがおすすめです。
長い目で見るとカミソリで処理するよりも、ヒゲ脱毛をしてしまった方が費用も安く抑えられます。
ヒゲ脱毛の料金相場については、こちらのページで詳しく紹介しています。
ヒゲ脱毛の値段が安いクリニック・サロンは?
6.医療レーザー脱毛が“髭に最も向いている”と言われる理由

髭の処理に医療脱毛が最も適している理由は次の3つです。
- 永久脱毛効果が認められている
- 5〜10回で確実に髭が減り、青髭も改善する
- 医療機関で施術を行うため安全
では3つの理由について、それぞれ詳しく説明します。
6-1.唯一、毛根破壊ができ永久脱毛効果が認められる
医療脱毛は、クリニックでのみ扱える高出力なレーザーを使用し、発毛組織を破壊する脱毛法です。
永久脱毛効果も認められているため、確実に髭を薄くすることができます。
永久脱毛とは、医療機関でのみ施術を受けられる「医療脱毛」のこと。
医療用の強力なレーザーを照射し、毛母細胞(もうぼさいぼう)を破壊していきます。レーザーを用いた施術は「医療行為」となるため、医療機関でしか扱うことができません。
引用元:https://www.jaam.or.jp/
体験してからヒゲ脱毛を始めたい方は、ヒゲ脱毛のお試し体験プランをご覧ください。
6-2.髭は5〜10回で確実に減り、青髭が改善していく
個人差はありますが、医療脱毛なら5回ほどで青髭が目立ちにくくなり、10回ほどで髭剃りがほぼ不要になります。
効果が出にくいと感じた場合は、ヒゲ脱毛の効果が出ない原因を確認してみましょう。
6-3.顔への施術は医療機関のほうが圧倒的に安全
医療レーザー脱毛は、医療機関でのみ受けられる施術です。
施術は医師や看護師が行うため、安心して顔脱毛を任せられます。
また医療機関なので、麻酔を使って痛みを抑えることも可能です。
痛みが不安な人は、ヒゲ脱毛の痛みと対策をチェックしておきましょう。
7.【比較】除毛クリーム/カミソリ/医療脱毛の違い

除毛クリーム・カミソリ・医療脱毛には、効果や安全性に次のような違いがあります。
除毛クリーム・カミソリ・医療脱毛の違い
| 処理方法 | 効果 | 安全性 |
|---|---|---|
| 除毛クリーム | 一時的な除毛 | |
| カミソリ | 一時的な除毛 | |
| 医療脱毛 | 永久脱毛 |
髭を永久になくしてしまいたい人は、医療脱毛を選びましょう。
7-1.除毛クリーム:危険性が高く効果は一時的
除毛クリームは、肌トラブルのリスクが高いため、ヒゲへの使用はおすすめできません。
また効果も一時的で、2~3日もすれば無精髭になってしまいます。
伸ばしっぱなしの無精髭は、清潔感がない印象を与えてしまいます。
無精髭を整える方法を参考に、きちんと手入れをしておきましょう。
7-2.カミソリ:安全だが青髭は残る
カミソリは除毛クリームに比べると安全ですが、青髭を根本から改善することはできません。
青髭は、皮膚の下に残った髭が透けて見えることで生じます。
深剃りをしても毛根は残ったままになるため、しばらくすると青髭が目立ち始めます。
毎日のように髭剃りを続けるのが面倒な人は、髭剃りが面倒な人向けの時短法をチェックしてみてください。
7-3.医療脱毛:唯一、髭が根本から減る方法
医療脱毛は、髭を根本から減らせる唯一の方法です。
施術は医療機関で医師や看護師が行うため、安全性にも優れています。
また医療脱毛後のスキンケアに抑毛ローションを使用すれば、保湿と抑毛を同時に行えて一石二鳥です。
おすすめの抑毛ローションについては、ヒゲにおすすめの抑毛ローションご覧ください。
8.悩み別に選ぶ髭ケアの最適解

青髭が気になる人は、医療脱毛またはコンシーラーでケアを行うのがおすすめです。
毎朝の髭剃りが面倒な人は医療脱毛、手早く髭を処理したい人はシェーバーを選びましょう。
8-1.青髭が気になる→ 医療脱毛 or コンシーラー
今すぐ青髭を隠したい人にはコンシーラー、青髭を根本から解消したい人には医療脱毛がおすすめです。
日焼けによる青髭対策のデメリットについては、日焼けで青髭が目立つ理由をご覧ください。
8-2.毎朝の髭剃りが面倒→ 医療脱毛
「髭剃りが面倒」「髭を剃ると肌が荒れる」という人は、医療脱毛で永久にヒゲをなくしてしまうのがおすすめです。
シェービング後の肌荒れの原因や対策については、髭剃り後の肌荒れ対策をご覧ください。
8-3.とりあえず綺麗にしたい→ シェーバー
手早く髭を整えたい場合には、シェーバーが役立ちます。
しっかり深剃りをしたいならカミソリ、肌ダメージが気になるなら電動シェーバーを使用しましょう。
9.よくある質問(FAQ)

除毛クリームや医療脱毛に関するよくある質問をまとめて紹介します。
9-1.髭に使える除毛クリームは本当に無いの?
日本製の信頼できる商品の中に、髭に使える除毛クリームはありません。
顔に使うと肌トラブルが起こるリスクが高いので、髭への使用は避けましょう。
9-2.肌が弱い人でも医療脱毛は受けられる?
肌が弱くても医療脱毛の施術は受けられます。
万が一、肌トラブルがあった場合も、医師にその場で対応してもらえるので、敏感肌の人にも安心です。
9-3.青髭が消えるまでどれくらいかかる?
青髭は、皮膚の下の毛が透けて見えることによって起こるため、除毛クリームで青髭を消すことはできません。
一方、医療脱毛なら毛根ごと髭を除去できるので、5~6回で青髭が目立ちにくくなります。
10.まとめ|脱毛クリームは髭に不向き。安全に整える方法を選ぼう

髭に脱毛クリームを使用することはできません。
安全のためにも医療脱毛やシェーバーで、髭のケアを行いましょう。
10-1.脱毛クリームが髭に使えない決定的な理由
脱毛クリームには強アルカリ成分が含まれているため、皮膚が薄く敏感な顔に使用することはできません。
また誤って鼻や口に入るリスクが高いことも、脱毛クリームが髭に使えない理由の一つです。
10-2.目的別に選ぶ安全な髭ケアの方法
青髭を根本から解消したい人は、医療脱毛でヒゲを永久に脱毛してしまうのがおすすめです。
今すぐヒゲを整えたい場合は、カミソリや電気シェーバーで手入れを行いましょう。
10-3.髭の濃さ・肌悩みを改善したい人が読むべき記事
ヒゲ脱毛をすれば、髭剃りの回数が減るため、カミソリ負けによる肌トラブルも改善します。
髭の濃さと肌悩みをまとめて解消したい人は、ヒゲ脱毛におすすめのクリニック・サロンをチェックしておきましょう。
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参考サイト
厚生労働省|化粧品の安全性・皮膚トラブルに関する情報
医薬品医療機器総合機構(PMDA)|化粧品成分・皮膚刺激性に関する情報
日本皮膚科学会|皮膚炎・接触性皮膚炎の基礎知識
消費者庁|化粧品によるトラブル・事故情報



