赤ちゃんはいつから枕を使う？新生児にベビー枕は使える？

あなたはこんな悩みを持っていませんか。

この記事では、ベビー枕を何歳から使えば良いのか解説しています。
また、赤ちゃん用枕の選び方やおすすめの赤ちゃん用枕を紹介しているので参考にしてください。

1.新生児に枕は必要あるのか

新生児は大人と違って、就寝用の枕を使う必要がありません。
理由は背骨の形状に、次に様な違いがあるからです。

大人の脊椎はS字にカーブしているため、枕なしで寝ると首に負担がかかってしまいます。
一方、新生児は脊椎がC字にカーブしているので、枕なしで寝ても首に負担がかかることがありません。

また新生児が眠る場所に枕を含む柔らかい寝具を置かないようにすることで、乳幼児突然死症候群(SIDS)や窒息事故を防ぐことができます。
実際に米国小児科学会(AAP)の新しいガイドラインには、生後4ヶ月以降でも柔らかい寝具の使用でSIDSのリスクが高まるという証拠が提示されています。

参考サイト：乳幼児突然死症候群（SIDS）などによる睡眠中の乳児死亡を予防するための安全な睡眠環境に関するガイドライン

ただし次のような場合には、ベビー枕を使用するのがおすすめです。

これらの目的でベビー枕を使う際には、こまめに赤ちゃんの様子を確認して、長時間の使用を避けるようにしましょう。

2.赤ちゃん用ベビー枕はいつから使えば良い？

就寝用のベビー枕は、脊椎がS字にカーブし始める「1歳前後」から使用するのがおすすめです。
ただし枕が高すぎり柔らかすぎたりすると、寝返りがしにくくなり、首に負担がかかってしまいます。

なるべく低めのベビー枕から試して、心地よく眠れているかを確認してあげましょう。
また次のような枕は、新生児から使えます。

傾斜型の枕は吐き戻しの防止、くぼみ型の枕は向き癖の予防、ドーナツ型の枕は頭の形を整えるのに効果的です。
これらの枕は就寝用として使用せず、目的に応じて保護者の目が届く範囲で使用するようにしましょう。

2-1.ベビー枕はいつまで使える？

ベビー枕の対象年齢を枕の種類ごとに紹介します。

就寝用の枕

2～5歳まで使えるものがほとんどです。
寝返りの際に枕が頭から落ちている場合は、子供用枕に切り替えましょう。

ドーナツ型・くぼみ型の枕

赤ちゃんの頭の形が変わるのは、生後7～8ヶ月までだといわれています。
そのためドーナツ型やくぼみ型枕で頭の形を整えられるのは、6ヶ月までになります。

傾斜型の枕

吐き戻しを防ぎたいなら3ヶ月～1歳前後、鼻づまりを防ぎたいなら3歳前後まで使えます。
生後1～3ヶ月の赤ちゃんには吐き戻しが多くみられますが、1歳前後で自然に治まることがほとんどです。
吐き戻しが治まったら、鼻づまりが気になった時などに利用しましょう。

3.ベビー枕に期待できる効果

ベビー枕には次の3つの効果があります。

目的に合わせて適切な形の枕を選びましょう。

3-1.赤ちゃんの頭を綺麗な形にできる

赤ちゃんの頭は次のような理由で変形してしまうことがあります。

寝ている時間が短くなると自然に治るケースもありますが、気になる場合はドーナツ型のベビー枕を使ってみるのがおすすめです。
ただし7～8ヶ月を過ぎると頭の形が決まってしまうので、生後6ヶ月までには使い始めましょう。

3-2.ベビー枕は吐き戻し防止になる

赤ちゃんの胃はとっくりのような形をしていて、入り口の筋肉もまだ発達していません。
そのため上手くゲップができなかったりすると、胃の中身が逆流してもどしてしまうことがあります。

この吐き戻しを防げるのが、傾斜が付いているベビー枕です。
赤ちゃんのお世話が一番大変な時期なので、「ゲップが出なくて苦労している…」という場合は傾斜型の枕を使ってみましょう。

3-3.向き癖を予防する

向き癖は子宮内での体勢や添い寝の向きなどが原因になるといわれています。
なるべく早い段階で、コロコロ動かしてあげることで向き癖が付きにくくなります。

またくぼみ型のベビー枕を利用して、向き癖を予防するのも一つの方法です。
くぼみ型ならドーナツ型よりも凹みが小さいため、頭がはまり込んで動きが制限される心配もありません。

新生児用、4～12ヶ月用などの様々なサイズがあるので、頭に合う枕を選んであげましょう。

4.赤ちゃん用ベビー枕の選び方

ベビー枕を選ぶポイントは次の3つです。

では新生児から使えるベビー枕におすすめの形状や素材、カバーの選び方について詳しく紹介します。

4-1.おすすめの形状

ベビー枕におすすめの形状は次の3つです。

ドーナツ型やくぼみ型の枕は向き癖によって頭の形が変わりやすい生後6ヶ月まで、傾斜型の枕は吐き戻しが多い生後3ヶ月までに活躍します。

また新生児の頭のサイズは約33㎝ですが、3ヶ月になると約40㎝まで大きくなります。
サイズや効果をチェックして、赤ちゃんにぴったりの形状の枕を選んであげましょう。

4-2.素材の選び方

ベビー枕には次の3つに当てはまる素材が適しています。

赤ちゃんは大人の約2倍もの汗をかきます。
汗をかいても頭がムレにくく、洗濯できるものを選んでおくことが大切です。

また枕が柔らかすぎると、窒息の原因になってしまいます。
とはいえ枕が硬すぎると寝心地が悪くなってしまうため、適度な硬さの素材が使われている枕を選びましょう。

4-3.枕カバーの素材

赤ちゃんのお肌は大変デリケートです。
枕カバーは肌に触れるため、次のような綿100%の素材が使われているものを選びましょう。

これらの素材はすべて綿からできていますが、織り方によって肌触りが異なります。
タオル好きな赤ちゃんにはパイル地、サラッとした肌触りが好むならガーゼ生地、肌着のような柔らかさがお気に入りならフライス生地がおすすめです。

5.おすすめのベビー枕

上記のポイントをチェックして選んだ、おすすめのベビー枕を一覧にまとめました。

おすすめのベビー枕5選

製品名	価格	枕の形
The Pillow Baby	2,970円	ドーナツ型
ジェルトロンベビーまくら	2,850円	ドーナツ型
スリーピングピロー	3,740円	傾斜型
babypuffドーナツ枕(小)	1,430円	ドーナツ型orくぼみ型
白雲授乳まくら	2,860円	くぼみ型

※価格は税込で表示しています。

ではおすすめのベビー枕についてそれぞれ詳しく紹介します。

The Pillow Baby

価格	2,970円
枕の形	ドーナツ型
本体の素材	3Dポリゴンメッシュ
カバーの素材	綿100％(オーガニックコットン使用)
対象年齢	新生児～
洗濯	洗濯機で丸洗い可能

※価格は税込で表示しています。
通常の向きで使用すれば頭の形を整えることができ、縦向きに使えば向き癖の予防効果を期待できます。

ジェルトロンベビーまくら

価格	2,850円
枕の形	ドーナツ型
本体の素材	ジェルトロン、高通気フォーム
カバーの素材	オーガニックコットン100%とタオル地の2種類から選べる
対象年齢	新生児～
洗濯	本体ごと手洗いが可能

※価格は税込で表示しています。
宇宙船の衝撃吸収材の開発から生まれた「ジェルトロン」という素材が使用されているベビー枕です。

スリーピングピロー

価格	3,740円
枕の形	傾斜型
本体の素材	ポリエステル100%
カバーの素材	表地：綿100％、裏地：ポリエステル100％(すべり止め)
対象年齢	新生児～
洗濯	カバーは洗濯機、本体は手洗いが可能

※価格は税込で表示しています。
なだらかな傾斜があり、赤ちゃんの吐き戻しや鼻づまり対策に効果的です。

ドリームリング枕

価格	1,430円
枕の形	ドーナツ型orくぼみ型
本体の素材	ポリエステルわた、ソフトパイプ
カバーの素材	表地：綿100%(パイル)、裏地:ポリエステル100%(メッシュ)
対象年齢	新生児～3ヶ月
洗濯	洗濯機で丸洗い可能

※価格は税込で表示しています。
老舗寝具店「西川」のベビー枕で、中央がくぼみに近い小さめのドーナツ形状になっています。

白雲授乳まくら

価格	2,860円
枕の形	くぼみ型
本体の素材	綿100%
カバーの素材	今治産のタオル地
対象年齢	新生児～
洗濯	洗濯機で丸洗い可能

※価格は税込で表示しています。
今治タオルが使用されて、雲のようにふわふわの肌触りが魅力の枕です。

6.まとめ

新生児にも使えるベビー枕には次の3つの効果を期待できます。
効果は枕の形によっても異なるので、以下を参考に赤ちゃんに合う枕を選びましょう。

赤ちゃんにおすすめのベビー枕については以下の表をご覧ください。

おすすめのベビー枕5選

製品名	価格	枕の形
The Pillow Baby	2,970円	ドーナツ型
ジェルトロンベビーまくら	2,850円	ドーナツ型
スリーピングピロー	3,740円	傾斜型
babypuffドーナツ枕(小)	1,430円	ドーナツ型orくぼみ型
白雲授乳まくら	2,860円	くぼみ型

※価格は税込で表示しています。

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