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枕が合わない原因と症状・判断方法|合わない枕を調整する方法

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あなたはこんな悩みを持っていませんか。

  • 枕が合わない原因を知りたい
  • 合わない枕を使っているとどうなるの?
  • 合わない枕を調整する方法は?

この記事では、枕が合わない原因や、合っているのかどうかを判断する方法を紹介しています。
また、合わない枕を使っているとどうなるのかや、合わない枕の調整方法も解説しているので参考にしてください。

1.枕が合わない原因


枕が合わないのは、次のような間違った選び方が主な原因です。

  • 友達から使って良かった枕を教えてもらった
  • 柔らかい枕は肌触りも寝心地も良さそう
  • 低い枕の方がうつ伏せで寝やすい
  • 海外の映画に出てくるようなオシャレな枕が憧れ
  • 高めの枕でないと眠れない

適切な高さの枕は、人によって異なります。
そのため友達にはぴったりの枕でも、自分に合うとは限りません。

また肌触りやデザインなどの好みを重視することで、適切な高さや硬さの枕を選べていない可能性もあります。
「枕が合わない…」と感じている人は、まずは今使っている枕が合っているかどうかをチェックしてみることから始めましょう。

2.枕が合っているか判断する方法


枕が合っているかは、次の3つをチェックするだけで判断できます。

  1. 仰向けに寝た時に首の角度が15度前後になっているかを確認する。
  2. 横向きに寝た時に頭・鼻・胸の中心を結んだ線が、寝具と並行になっているかを確認する。
  3. 腕を前に組んで、力を入れずに寝返りができるかを確認する。

自分で判断する場合は、仰向けに寝て天井を見上げた時に目線が垂直より少し下になっているかを確認します。
②については、大きめの鏡を使えば一人でも簡単にチェックできます。

より確実な判断をしたい人は、誰かに手伝ってもらいましょう。

3.枕が合わないとどうなるか


枕が合わなければ、次のような症状が出ることがあります。

3-1.首筋の痛み

首筋の痛みは次のような枕が原因で起こります。

  • 高すぎる枕
  • 低すぎる枕
  • 柔らかすぎる枕

枕は高すぎても低すぎても、頸椎の神経が圧迫されてしまいます。

無理な姿勢が続くことで筋肉が緊張し、血流が悪くなることも首筋の痛みの原因の一つです。
また寝返りがしにくい柔らかすぎる枕は、寝違えによる首の痛みにつながります。

3-2.肩こり

肩こりは次のような合わない枕が原因で起こります。

  • 高すぎる枕
  • 低すぎる枕
  • 不安定な枕
  • 柔らかすぎる枕

高すぎる枕や低すぎる枕により頸椎が圧迫されると、血流が悪くなり肩こりが生じます。
また不安定な枕を使うと、頭がすべり落ちて枕ナシで寝ることになります。

すると脊椎が伸びて首の筋肉が縮まり、血行不良になることで肩こりになってしまいます。
柔らかすぎて頭が沈み込む枕も、枕をせず寝ているのと同じ状態になるので注意が必要です。

3-3.腰痛


腰痛は次のような合わない枕が原因です。

  • 高すぎる枕
  • 低すぎる枕
  • 柔らかすぎる枕

高さが合わない枕は、首の筋肉に過度の緊張を強いることになります。
これにより、つながりのある腰椎にも負担がかかり腰痛の原因になってしまいます。

また枕が柔らかすぎると、頭が沈み込んで寝返りがしにくくなります。
無理に寝返りをしようとすることで、腰に負担がかかり腰痛になることもあります。

3-4.頭痛

頭痛の原因になるのは、「高さが合わない枕」や「不安定な枕」です。
高すぎる枕を使うと、次のような流れで頭痛が発生します。

頸椎の神経が圧迫される

交感神経が過度に緊張する

血管が収縮して血流が悪くなる

頭痛が起こる

また低すぎる枕や不安定な枕は、次のような理由で眠りが浅くなる原因になります。

低すぎる枕…頭が心臓より低くなることで脳に血液が溜まってしまう
不安定な枕…頭の位置が定まらず熟睡できない

朝起きた時に頭がすっきりせず、鈍い痛みを感じる場合は、枕が原因で熟睡できていない可能性があります。

3-5.いびき


高さが合わない枕は、次のような理由でいびきの原因になります。

高すぎる枕…首が前屈した状態になり、頸椎の前を通る気管が圧迫される
低すぎる枕…あごが上がって口が開き、口呼吸になることで、舌が落ちて気道が狭くなる

気道が完全に塞がれると、睡眠時無呼吸症候群になってしまいます。
睡眠時無呼吸症候群は生活習慣病の原因にもなるため、放置せず早めに治療するのおすすめです。

3-6.ストレートネック

ストレートネックとはスマホやパソコンの使用時などに前傾姿勢をとることが原因で、頸椎がまっすぐになってしまった状態です。
枕が高すぎると寝ている間にも前傾姿勢をとり続けることになり、ストレートネックの悪化につながってしまいます。

3-7.手のしびれ


高さが合わない枕を使っていると、次のような流れで手のしびれを引き起こします。

頸椎が圧迫される

交感神経が過度に緊張する

血管が収縮して血流が悪くなる

末梢部分に血液が届かずしびれが生じる

頸椎の中でも第五頸神経や第六頸神経が強く圧迫された場合は、親指側にしびれが出ます。
第七頸神経が圧迫された場合は、小指側にしびれが生じます。

またブロックを組み合わせたような形の枕は、首の位置が定まらず頸椎に負担がかかって、手のしびれの原因になることもあります。

3-8.めまい

枕が低すぎると、耳石器と三半規管が水平になります。
これにより剥がれた耳石が三半規管に入り込み、めまいが生じるリスクが高まります。

3-9.むくみ

顔のむくみは、低すぎる枕が原因になります。
頭が心臓よりも低くなることで、頭に血がのぼり、むくみにつながってしまうのです。

3-10.首のシワ

高さが合わない枕は、首のシワの原因にもなります。

高すぎる枕…首の前側
低すぎる枕…首の後ろ側

枕が高すぎると、頸椎が前屈した状態になることで、首の前面にシワができてしまいます。
首の後ろ側にできるシワは、枕が低すぎて首が後ろに反っていたことで生じます。

4.合わない枕の調整方法


高さが合わない枕は、以下の方法で調整することができます。

枕が高い場合…体の下にタオルを敷く
枕が低い場合…枕の下にタオルを敷く

寝ている間にタオルがずれてしまわないように、大きめのタオルを使うのがおすすめです。
適切な高さになるように、次の3つを繰り返しチェックして細かく調整を行いましょう。

  1. 仰向けに寝た時に首の角度が15度前後になっているかを確認する。
  2. 横向きに寝た時に頭・鼻・胸の中心を結んだ線が、寝具と並行になっているかを確認する。
  3. 腕を前に組んで、力を入れずに寝返りができるかを確認する。

高さを調整しても寝返りがしにくい場合は、枕が柔らか過ぎる可能性があります。
柔らかすぎる枕や形が変形してしまった枕は調整するのが難しいので、買い替えを検討しましょう。

5.まとめ


枕が合わないと感じるのは、好みを重視して間違った選び方をしてしまったことが主な原因です。
まずは次の3つをチェックして、今使っている枕が合っているかを調べてみましょう。

  1. 仰向けに寝た時に首の角度が15度前後になっているかを確認する。
  2. 横向きに寝た時に頭・鼻・胸の中心を結んだ線が、寝具と並行になっているかを確認する。
  3. 腕を前に組んで、力を入れずに寝返りができるかを確認する。

枕が高すぎた場合は「体の下」、低すぎた場合は「枕の下」にタオルを敷くことで調整できます。
寝返りがしにくい場合は、頭が沈みこまない硬さの枕に買い替えるのがおすすめです。

自分に合った枕の選び方についての詳しい情報は、こちらのページをご覧ください。

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