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枕の寿命は何年?買い替え時はいつ?素材ごとの耐用年数を紹介

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あなたはこんな悩みを持っていませんか。

  • 枕って寿命があるの?
  • 枕を変えるタイミングを知りたい
  • 枕の寿命を伸ばしたい

この記事では、枕の寿命や変えるタイミングを紹介します。
また、枕の寿命を伸ばす方法も解説しているので、参考にしてください。

1.枕の寿命は何年?


枕の寿命は長くて5年、短いものでは半年~1年ほどになります。
寿命を過ぎてしまうと、枕の機能を果たせなくなってしまいます。

まずは今使っている枕の寿命が過ぎていないかをチェックしてみることから始めましょう。

2.枕を買い替えるタイミング


買い替えのタイミングになると、枕には次のような変化が生じます。

  • 高さが低くなってきた
  • 硬くて寝心地が悪くなった
  • 寝返りがしにくくなった
  • 中材が偏って凸凹してきた
  • 枕の中材が飛び出してきた
  • 臭いや汚れが取れない

寝心地が悪くなってきたと感じたら、枕の寿命がきている可能性が高くなります。
毎日使っていると変化に気付きにくいこともあるので、素材ごとの寿命についても確認しておきましょう。

3.素材別の枕の寿命と買い替えのタイミング


枕の寿命は素材によって以下のように異なります。

【素材別】枕の寿命

素材 枕の寿命
ポリエチレンパイプ 4~5年
マルコビーンズ 4~5年
高反発ウレタン 3~5年
高反発ファイバー 3~5年
ラテックス 2~5年
羽毛 2~4年
低反発ウレタン 2~3年
ウール 2~3年
ひのき 1~5年
極小ビーズ 1~3年
ポリエステルわた 1~3年
羽根 1~3年
そば殻 1~2年
絹わた(シルク) 1~2年
小豆枕 約半年

では素材ごとの買い替えのタイミングについて詳しく紹介します。

3-1.ポリエチレンパイプ枕の寿命と買い替えのタイミング


ポリエチレンパイプ枕の寿命は「4~5年」です。
買い替えのタイミングになると、次のような変化が出始めます。

  • パイプが潰れて枕の高さが低くなる
  • 中材が偏って寝心地が悪くなる

柔らかめのエラストマーパイプは、2~3年で寿命を迎えることもあります。
パイプの潰れや中材の偏りによって寝心地が悪くなったら、買い替えを検討するようにしましょう。

3-2.コルマビーズ枕の寿命と買い替えのタイミング

コルマビーズ枕の寿命は「4~5年」です。
買い替えのタイミングになると、次のような変化が出始めます。

  • ビーズが潰れて枕の高さが低くなる
  • 中材が偏って寝心地が悪くなる

コルマビーズは、直径1㎝ほどの穴があいた球状の素材です。
プラスチック製なので耐久性には優れていますが、丸い形が潰れると頭を支えられなくなるため、買い替えが必要になります。

3-3.高反発ウレタン枕の寿命と買い替えのタイミング


高反発ウレタン枕の寿命は「3~5年」です。
買い替えのタイミングになると、次のような変化が出始めます。

  • 購入時に比べて枕が柔らかくなってきた
  • 高さが低くなってきた
  • 頭をのせている箇所が凹んで戻らなくなった

耐久性はウレタンの密度によっても異なります。
また水分を含むと劣化が早まるので注意が必要です。

3-4.高反発ファイバー枕の寿命と買い替えのタイミング

高反発ファイバー枕の寿命は「3~5年」です。
買い替えのタイミングになると、次のような変化が出始めます。

  • 高さが低くなる
  • 硬くて寝心地が悪くなる
  • 形が変形して元に戻らない

品質によって耐久年数が大きく異なる素材なので、信頼できるメーカーから購入することが大切です。
熱に弱い素材なので、40℃以上のお湯で洗ったり直射日光を当てたりすると、早く劣化してしまいます。

3-5.ラテックス枕の寿命と買い替えのタイミング


ラテックス枕の寿命は「2~5年」です。
買い替えのタイミングになると、次のような変化が出始めます。

  • 反発力がなくなって柔らかくなる
  • 頭が沈んで寝返りがしにくくなる

天然ラテックスは合成ラテックスに比べて耐久性が高く長持ちします。
反発力がなくなったら、買い替えるようにしましょう。

3-6.羽毛枕の寿命と買い替えのタイミング

羽毛枕の寿命は「2~4年」です。
買い替えのタイミングになると、次のような変化が出始めます。

  • 枕の高さが低くなる
  • 頭が沈み込んで寝返りがしにくくなる
  • 側生地が弱って羽毛が出てくる

羽毛の質によっても耐久性が異なります。
ふんわりした寝心地を楽しめなくなったら買い替えましょう。

3-7.低反発ウレタン枕の寿命と買い替えのタイミング


低反発ウレタン枕の寿命は「2~3年」です。
買い替えのタイミングになると、次のような変化が出始めます。

  • 元の形に戻らなくなる
  • 枕が硬くなったと感じる

品質に問題がある低反発枕は、半年ほどで劣化してしまうこともあります。
一方、高品質で有名なテンピュールの枕なら、すべてに3年保証が付いているため安心して使えます。

ただし水洗いができない素材なので、汚れてしまった場合は買い替える必要があります。

3-8.ウール枕の寿命と買い替えのタイミング

ウール枕の寿命は「2~3年」です。
買い替えのタイミングになると、次のような変化が出始めます。

  • 枕が硬くなってくる
  • 高さが低くなる

球状に加工された羊の毛が原料で、復元力が高いのが特徴です。
耐久性に優れた素材ですが、へたると硬くなります。

3-9.ひのき枕の寿命と買い替えのタイミング


ひのき枕の寿命は「1~2年」です。
買い替えのタイミングになると、次のような変化が出始めます。

  • 高さが低くなる
  • 中材が偏って寝心地が悪くなる
  • 香りが消える

汗や皮脂によって劣化すると、割れや変色が生じます。
香りは1~3ヶ月ほどで消えてしまうので、ヒノキオイルを使ってメンテナンスを行う必要があります。

3-10.極小ビーズ枕の寿命と買い替えのタイミング

極小ビーズ枕の寿命は「1~3年」です。
買い替えのタイミングになると、次のような変化が出始めます。

  • 側生地が伸びて形が崩れる
  • 横に広がって枕が低くなる
  • ビーズが飛び出してきた

流動性が高い発泡ビーズによって、枕の側生地が伸びてしまうことが劣化の原因になります。
枕の形が変形し始めたら、買い替えるようにしましょう。

3-11.ポリエステルわた枕の寿命と買い替えのタイミング


ポリエステルわた枕の寿命は「1~3年」です。
買い替えのタイミングになると、次のような変化が出始めます。

  • 枕の表面が凸凹して寝心地が悪くなる
  • 高さが低くなる
  • 弾力が失われて硬くなる

1年ほどで弾力がなくなって、徐々に硬くなっていきます。
枕がボリュームダウンし始めたのを目安に、買い替えを検討し始めましょう。

3-12.羽根枕の寿命と買い替えのタイミング

羽根枕の寿命は「1~3年」です。
買い替えのタイミングになると、次のような変化が出始めます。

  • 枕の高さが低くなる
  • 頭が沈み込んで寝返りがしにくくなる
  • 羽根が飛び出してくる

羽根枕と羽毛枕は、使われている部分に次ような違いがあります。

羽根枕:硬い軸の部分を含む羽根全体
羽毛枕:ふわふわした羽根の部分

羽根枕は軸が付いた羽根が素材なので、羽毛枕よりも早く羽根が飛び出してしまいます。
そのため羽毛枕よりも早めに買い替えが必要になります。

3-13.そば殻枕の寿命と買い替えのタイミング


そば殻枕の寿命は「1~2年」です。
買い替えのタイミングになると、次のような変化が出始めます。

  • そば殻が潰れて高さが低くなる
  • 潰れたそば殻の粉が出てくる
  • そば殻が偏って寝心地が悪くなる

そば殻が潰れると寝心地が悪くなり、寝返りもしにくくなります。
喘息の原因になることもあるので、そば殻の粉が出始めたら買い替えるようにしましょう。

3-14.絹わた(シルク)枕の寿命と買い替えのタイミング

絹わた(シルク)枕の寿命は「1~2年」です。
買い替えのタイミングになると、次のような変化が出始めます。

  • 高さが低くなる
  • ふわふわ感がなくなる
  • 枕が黄変する

摩擦に弱く、わた同士が擦れることで劣化し、弾力がなくなります。
弾力がなくなったら寿命だと判断し、買い替えるのがおすすめです。

3-15.小豆枕の寿命と買い替えのタイミング


小豆枕の寿命は「約半年」です。
買い替えのタイミングになると、次のような変化が出始めます。

  • 小豆が割れる
  • 中材が偏って寝心地が悪くなる

天然素材なので劣化すると、虫がわく可能性があります。
毎日使うなら半年に1回を目安に、買い替えるようにしましょう。

4.寿命を超えた枕を使うとどうなるの?


寿命を過ぎた枕を使い続けていると、次のようなトラブルの原因になってしまいます。

4-1.枕の高さが低くなり、首に負担がかかる

人間の頭の重さは、体重の約10%ほどあります。
枕には毎日4~6キロの圧力がかかり続けるため、使っているうちにどんどん高さが低くなります。

低すぎる枕を使っていると、首が後ろに反った姿勢になり、首に大きな負担がかかります。
この状態が続けば、次のような症状が表れます。

  • 肩こりや首こり
  • 頭痛
  • 腰痛
  • めまい
  • むくみ
  • 首の後ろ側のしわ
  • いびき
  • 睡眠の質の低下

これらの症状がある場合は次の2つをチェックして、枕が低くなっていないかを確認しておきましょう。

  1. 仰向け寝で喉や首、肩に圧迫感がなく、楽に呼吸ができる
  2. 横向き寝で顔と胸の中心が、寝具と並行になっている

4-2.反発力がなくなり、寝返りがしにくくなる


枕が寿命を迎えると、反発力がなくなって頭を支えられなくなってしまいます。
また枕の中材が偏っている場合にも、頭が沈み込んで寝返りがしにくくなることがあります。

寝返りがしにくい枕を使っていると、次のような問題が生じます。

  • 腰痛や肩こり、頭痛などが起こる
  • 汗をかいて途中がで目が覚める
  • 疲れがとれない
  • 熟睡できない
  • 起床時に体が痛む

腕を胸の前で組んだ状態で、力を入れずに寝返りができるかを確認しておきましょう。

4-3.アレルギーや喘息の原因になる

寿命が過ぎた枕には、汗や皮脂がたっぷり染み込んでいます。
枕の汗や皮脂をエサにダニやカビが繁殖すると、アレルギーの原因になってしまいます。

またそば殻枕は使っているうちに、そば殻が潰れて粉が出てきます。
この粉を吸い込んでしまうと、喘息になることもあるため注意が必要です。

5.枕の寿命を伸ばす方法


枕の寿命はお手入れ次第で伸ばすことができます。
そこで次は枕の寿命を伸ばすお手入れ方法について詳しく紹介します。

5-1.枕を使い終わったら通気性が良い場所に干しておく

使い終わった枕をそのまま放置しておくと、ダニやカビが繁殖して枕が傷んでしまいます。
朝起きたら枕ハンガーなどを利用して、通気性が良い場所に枕を干しておくようにしましょう。

5-2.洗える素材の枕は洗濯する


長く使うためには、枕を清潔に保つことが大切です。
次のような素材の枕を使っている場合は、丸洗いをして汚れをしっかり落としておきましょう。

  • 高反発ファイバー
  • ポリエチレンパイプ
  • マルコビーンズ
  • ポリエステルわた

頻繁に洗濯をし過ぎると枕が傷んでしまいます。
枕の丸洗いは、半年に1回を目安に行いましょう。

5-3.枕カバーや枕プロテクターを使う

次のような素材の枕は、水に弱く丸洗いができません。

  • 極小ビーズ
  • そば殻
  • ひのきチップ
  • 羽毛
  • 羽根
  • 天然ラテックス
  • 低反発ウレタン
  • 高反発ウレタン
  • テンピュール

枕カバーや枕プロテクターを使って、枕の中に汗や皮脂が染み込むのを防ぎましょう。
枕プロテクターは枕カバーよりも生地が厚く、防水効果や防ダニ効果もあるので、汚れによる枕の劣化を防ぐのにより効果的です。

枕の洗い方はこちらのページで詳しく紹介しています。

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5-4.髪をしっかり乾かしてから寝る

髪の毛を乾かさずに寝てしまうと、枕にカビや雑菌、ダニが繁殖してしまいます。
枕にダメージを与えないように、しっかり髪の毛を乾かしてから寝るように心掛けましょう。

6.寿命が来た枕の処分方法


寿命が過ぎた枕は、ゴミとして処分する必要があります。
捨て方は素材によって以下のように異なります。

【燃えるゴミになる素材】
  • そば殻
  • 羽毛
  • 羽根
  • ポリエステルわた
  • ヒノキ
  • 小豆
  • ラテックス
  • 低反発ウレタン
  • 高反発ウレタン
【燃えないゴミになる素材】
  • ポリエチレンパイプ
  • 高反発ファイバー
  • 極小ビーズ
  • コルマビーズ

サイズが大きい枕はゴミ袋に入る大きさにカットして、処分するようにしましょう。
枕の正しい捨て方についての詳しい情報は、こちらのページをご覧ください。

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7.まとめ


枕の寿命は長くても5年です。
素材ごとの枕の寿命については以下の表をご覧ください。

【素材別】枕の寿命

素材 枕の寿命
ポリエチレンパイプ 4~5年
マルコビーンズ 4~5年
高反発ウレタン 3~5年
高反発ファイバー 3~5年
ラテックス 2~5年
羽毛 2~4年
低反発ウレタン 2~3年
ウール 2~3年
ひのき 1~5年
極小ビーズ 1~3年
ポリエステルわた 1~3年
羽根 1~3年
そば殻 1~2年
絹わた(シルク) 1~2年
小豆枕 約半年

寿命が過ぎた枕を使い続けていると、肩こりや頭痛などの原因になってしまいます。
またアレルギーや喘息などの原因になることもあります。

寝心地が悪くなるだけでなく、健康にも大きな影響を及ぼすため、寿命が来る前に枕の買い替えを検討しましょう。

枕の捨て方についての詳しい情報は、こちらのページをご覧ください。

枕の正しい捨て方|燃えるゴミ?粗大ゴミ?何ゴミが正解?あなたはこんな悩みを持っていませんか。 枕ってどうやって捨てるの? 枕を燃えるゴミで出したい この記事では...
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