毛抜きによる自己処理にこんな疑問を持っていませんか?
- 毛抜きで抜き続けると毛が生えてこなくなる?
- 脱毛中の自己処理に毛抜きを使ってもいい?
- 毛抜きで抜き続けると毛が濃くなる?
この記事では、「毛抜きで毛を抜き続けると毛根が死んで脱毛効果がある?」という噂の真相を解明します。
「脱毛に通っている時におすすめの自己処理方法」や「毛抜きを使い続けると毛が濃くなるのか」についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
1.毛抜きでムダ毛を抜き続けると毛根が死んで生えてこなくなるのか
結論からいうと「毛抜きで毛を抜き続けると毛根が死んで脱毛効果がある」という噂は嘘です。
毛抜きでムダ毛を抜いても、毛根と切り離された「毛乳頭や毛母細胞などの発毛組織」がそのまま残ります。
毛母細胞は毛乳頭から栄養を受け取り、細胞分裂をすることで毛を成長させます。
そのため毛抜きでムダ毛を抜き続けても、毛根が死ぬことはなく、しばらくすると毛が再び生えてきます。
2.毛抜きでムダ毛を抜くと毛が生えて来なくなる気がする理由
とはいえ「毛抜きを使い続けたら毛が生えにくくなった」と感じる人が一定数存在するのは事実です。
その理由としては、次の3つが挙げられます。
- 毛周期の関係で生えてくるまでの期間が長くなった
- 加齢に伴って毛母細胞の働きが衰えた
- 頻繁に毛を抜くことで発毛組織がダメージを受けた
では3つの理由について、それぞれ詳しく説明します。
2-1.毛周期の関係で生えてくるまでの期間が長くなった
ムダ毛は「成長期→退行期→休止期」の毛周期に沿って生え変わり続けています。
このうち肌表面に見えている毛は、成長期と退行期の毛です。
何も処理をしなければ、毛が生えてこないのは「休止期」の期間だけになります。
しかし成長期の毛を抜いた場合「退行期・休止期」の2つの期間、毛が生えてこない状態が続きます。
このように抜いた方が毛が生えてくるまでの期間が長くなるため、生えてきにくくなった気がすることがあります。
2-2.加齢に伴って毛母細胞の働きが衰えた
年齢を重ねると、毛母細胞の働きが衰えて、徐々に体毛が薄くなります。
そのため毛抜きを何十年も使い続けていると、「加齢の影響で毛が減った」のを「毛抜きの脱毛効果あった」と勘違いしてしまうことがあります。
2-3.頻繁に毛を抜くことで発毛組織がダメージを受けた
毛を抜き続けていると、発毛組織がダメージを受けます。
これにより一時的に生えてくる毛が細くなり、毛が生えてきにくくなったと感じることがあります。
しかし発毛組織は残っており、毛根が死んだわけではありません。
そのため毛抜きを使うのを止めて、発毛組織のダメージが回復すると、元通りに生えてくるようになります。
3.毛抜きで毛を抜き続けると毛が濃くなるのか
「毛抜きで毛を抜き続けると毛が濃くなる」という医学的根拠はありません。
しかし次のような理由で、毛が濃くなったと感じる可能性はあります。
- 肌を守ろうと濃い毛が生えてくる(硬毛化)
- 1つの毛穴から2本の毛が生えてきた
- 毛穴の黒ずみや埋没毛で毛が濃く見える
硬毛化の原因は解明されていませんが、発毛組織への刺激によって起こる可能性が高いと考えられています。
また毛抜きで発毛組織が刺激を受けると、細胞分裂が促進されて、1つの毛穴から2本の毛が生えてくることもあるため注意が必要です。
硬毛化についての参考サイト:https://jennyc.jp/men/column/2486/
1つの毛穴から2本の毛に関する参考サイト:https://datsumou-yokohama.com/column/danger/
4.毛根の根本の白いものは何?
毛根に付着している白いものは「毛根鞘(もうこんしょう)」です。
「毛根鞘(もうこんしょう)」とは、ムダ毛と毛穴をつなぐ接着剤のような働きをしています。
ムダ毛は成長期を終えて「退行期」に入ると、毛球が毛乳頭から離れて抜ける準備を始めます。
毛乳頭から離れた毛がすぐに抜けてしまわないのは、毛根鞘が白く小さく固まって、ムダ毛が抜けるのを防いでいるからです。
参考サイト:
http://www.electrolysis-tokyo.com/
https://datsumoueste.work/others/211/
5.毛根の根本が黒い場合は?
毛根の根本に黒い塊がある毛は、「成長期」のムダ毛です。
黒い塊は成長期の「初期~後期」にかけて大きくなり、退行期に入ると小さくなり始めます。
毛根がどんどん深くなるのも「成長期」の時期です。
また毛根鞘は成長期の毛にもありますが、透明のジェルのような形状をしています。
参考サイト:
http://www.electrolysis-tokyo.com/
https://datsumoueste.work/others/211/
6.毛抜きで抜いた毛根の深さ
毛根は成長期になると、以下の深さまで伸びます。
- 男性の髭…約1㎝
- 脇…約3.5㎜
- 腕…約2㎜
男性の髭の毛根は1㎝ほどあります。
しかし毛抜きで髭を抜てみると、3.5㎜~4㎜ほどしか毛根がないことがほとんどです。
このことからも毛抜きでムダ毛を抜くと、毛が途中で切れてしまうことがわかります。
途中で切れた場合、毛根や発毛組織は残ったままになるため、毛が生えてこなくなることはありません。
7.毛抜きによる肌へのダメージ
毛抜きでムダ毛を引き抜くと、毛根周辺の毛細血管が傷付いて出血してしまうことがあります。
また毛穴に大きな負担がかかるため、次のような肌トラブルが起こるリスクも高くなります。
- 埋没毛
- 毛嚢炎
- 色素沈着
- 肌の乾燥
埋没毛とは、毛が皮膚の内側で成長して肌表面に出られなくなる症状です。
毛抜きを使うと、傷付いた毛穴を修復しようと角質が分厚くなり、埋没毛ができやすい状態になります。
またダメージを受けた毛穴に雑菌が入り込み、毛嚢炎が起こることもあります。
肌の乾燥や色素沈着の原因にもなるため、毛抜きによる自己処理は避けるのがおすすめです。
8.脱毛効果が確かにあるのは脱毛だけ
毛抜きは肌へのダメージが大きいだけでなく、続けて使っても脱毛効果を実感することはできません。
ムダ毛の処理方法と脱毛効果については、以下の表をご覧ください。
ムダ毛の処理方法と効果
ムダ毛の処理方法 | 効果 |
---|---|
脱毛 | 永久脱毛が完了すれば生えてこない |
除毛クリーム | 3日~1週間で生えてくる |
ブラジリアンワックス | 2~3週間で生えてくる |
毛抜き | 2~3週間で生えてくる |
カミソリ 電動シェーバー |
1~2日で生えてくる |
確実にムダ毛をなくせるのは「脱毛」だけです。
脱毛が完了すれば、自己処理の手間もかからなくなり、肌荒れも改善します。
ムダ毛を確実に脱毛してしまいたい人は、サロンやクリニックで脱毛を始めるのがおすすめです。
キャンペーンを利用すればワンコインで試せるので、まずは実際に脱毛効果を体験してみましょう。
ワンコインで脱毛を体験できるキャンペーンについては、こちらのページをご覧ください。
9.脱毛に通っている時の自己処理に毛抜きを使ってよいのか
脱毛期間中に毛抜きを使用するのはNGです。
主な理由としては次の2つが挙げられます。
- 脱毛の光が反応しにくくなり効果がでにくくなる
- 毛嚢炎になって脱毛できなくなる可能性がある
脱毛の光は、毛根の黒いメラニン色素に反応する仕組みになっています。
毛抜きを使って自己処理を行うと、毛根がなくなってしまうため、脱毛効果がでにくくなってしまいます。
また毛抜きを使用すると、毛穴に雑菌が入って毛嚢炎が起こるリスクが高くなります。
毛嚢炎になってしまった場合は、脱毛の施術を受けられなくなることもあります。
しっかり脱毛効果を実感するためにも、脱毛に通っている間は毛抜きを使わず自己処理を行うようにしましょう。
10.脱毛時のおすすめの自己処理の方法
脱毛前には次のようなトラブルを防ぐためにも、必ずムダ毛を剃っておく必要があります。
- 光が分散して毛根まで届きにくくなる
- やけどのリスクが高くなる
自己処理で肌を傷つけてしまうと、脱毛の施術を受けられなくなってしまいます。
なるべく肌に負担にならない電動シェーバーを使って、自己処理を行うのがおすすめです。
脱毛前の自己処理のポイント
- 電動シェーバーで毛の流れに沿って剃る
- 施術の1~2日前に自己処理をする
- シェービング後は必ず保湿ケアをする
施術の1~2日前にシェービングをしておくことで、脱毛の光が最も反応しやすくなる「2~3㎜」のベストな長さに整います。
シェービング後は肌が乾燥しやすくなるため、しっかり保湿ケアをしておくことが大切です。
また手が届きにくい部位のシェービングを、無理に行うと肌を傷つけてしまう可能性があります。
背中やうなじ、Oラインなどを脱毛をしたい人は、これらの部位のシェービングが無料のサロンやクリニックを選んでおきましょう。
11.まとめ
脱毛の嘘と本当を簡単にまとめると以下のようになります。
- 嘘:毛抜きで毛を抜き続けると毛根が死んで脱毛効果がある
- 本当:確実に毛根にダメージを与えることができるのは「脱毛」だけ
毛抜きで毛を抜いても、毛乳頭や毛母細胞などの発毛組織はそのまま残ります。
毛根は発毛組織から送られた栄養で再生するため、毛を抜き続けても毛根が死んでしまうことはありません。
確実にムダ毛をなくすことができるのは「脱毛」だけです。
脱毛効果を実感したい人は、サロンやクリニックで脱毛を始めましょう。
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