除毛クリームについてこんな疑問を持っていませんか?
- 顔やVIOにも使える除毛クリームってある?
- 除毛クリームを顔やVIOに使うとどうなる?
- 間違って使ってしまったらどうすればいい?
除毛クリームは、顔やアンダーヘアには使えないものがほとんどです。
そこでこの記事では、顔やアンダーヘアに使える除毛クリームの有無や使っても問題ないのかについて紹介します。
間違って顔やアンダーヘアに除毛クリームを使ってしまった場合の対処方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
1.顔、アンダーヘアに使える除毛クリームはあるのか?
顔に使用できる除毛クリームはありませんが、アンダーヘアに使用できるとされている除毛クリームはいくつかあります。
しかし除毛クリームにはどの製品にも、除毛成分である「チオグリコール酸カルシウム」などのチオグリコール酸塩が配合されています。
「チオグリコール酸カルシウム」は、肌の炎症を引き起こす原因になるため、基本的に肌が弱い部分には使用できません。
また「チオグリコール酸カルシウム」の配合量は、どの製品でもほとんど同じであることが厚生労働省の調査でわかっています。
チオグリコール酸カルシウム量は10銘柄すべて7.0%以下と、大幅に高濃度の銘柄はみられず、1%水溶液のpHは11~12と、10銘柄に大きな差はありませんでした。
主に男性用のものと、主に女性用のものを比較しても、大きな差はみられませんでした
引用元:https://www.mhlw.go.jp/
つまり、どの除毛クリームを使っても、肌荒れのリスクは同じだといえます。
アンダーヘアに使用できるとされている除毛クリームもありますが、肌荒れのリスクがあるため使用を控えるのがおすすめです。
2.顔、アンダーヘアに除毛クリームを使っても大丈夫か
顔やVIOのムダ毛を除毛クリームで処理するのはおすすめできませんが、自己責任で使用することは可能です。
どうしても使いたい場合は、必ず以下の方法でパッチテストをして異常がないかを確認しておきましょう。
-
パッチテストの方法
- 少量のクリームを除毛したい箇所に塗る
- クリームを塗った状態で5分ほど放置する
- 水またはぬるま湯でクリームを洗い流す
- 24時間後に様子を見て赤みやかゆみがないかを確認する
また厚生労働省は「顔への使用は避けるように」と注意を呼びかけています。
顔面、損傷等、腫物、湿疹、ただれ、その他炎症を起こしている部位には使用しないでください。なお、生理日の前後、産前産後及び病中病後の方は使用を避けてください。
引用元:https://www.mhlw.go.jp/
肌が弱い人は刺激を感じる可能性が高いため、使用しないようにしましょう。
3.顔、アンダーヘアに除毛クリームを使うとどうなるのか
除毛クリームを使用して炎症が起こった場合、次のような症状があらわれます。
- かゆくなる
- 毛穴が赤くなり腫れる
- ヒリヒリとした痛みを感じる
- 肌が乾燥してカサカサになる
- 発疹が出る
適切な処置をしなければ、肌トラブルが悪化したり傷跡が残ったりする可能性があります。
万が一の時のためにも、使用前に正しい対処法をチェックしておきましょう。
4.顔、アンダーヘアに除毛クリームを間違って使った場合の対処方法
間違って顔やアンダーヘアに除毛クリームを塗ってしまった場合は、以下の手順でケアを行いましょう。
- すぐに洗い流す
- ワセリンで保湿する
- 患部を冷却する
- 市販の軟膏を塗って様子を見る
- 皮膚科を受診する
クリームを洗い流す際に石鹼を使用すると、炎症の悪化につながります。
刺激にならないように、水やぬるま湯で完全にクリームを落としましょう。
炎症が軽ければ、市販のステロイド軟膏を塗って様子を見てもOKです。
ただし症状がひどい場合は、すぐに皮膚科を受診しましょう。
痛みや赤み、かゆみなどの炎症が起こった場合の対処方法については、こちらのページで詳しく紹介しています。
5.顔、アンダーヘアに除毛クリームを使えない理由
顔やアンダーヘアに除毛クリームを使えない主な理由は次の3つです。
- 皮膚が薄く肌トラブルのリスクが高い
- 目や口、膣、肛門に入ると危険
- 顔に使うと刺激臭を感じやすい
では3つの理由についてそれぞれ詳しく説明します。
5-1.皮膚が薄く肌トラブルのリスクが高い
皮膚の厚さは、部位によって以下のように大きく異なります。
【部位別】皮膚(角層)の厚さ
部位 | 皮膚(角層)の厚さ |
---|---|
陰部 | 6層 |
頬 | 10層 |
腕・足 | 14層 |
手のひら | 50層 |
皮膚の厚さについての参考サイト:https://www.2-38.net/
体に使用する場合は、1回10分以内、1週間に1回の範囲内であれば、除毛成分が肌の奥に浸透することはないとされています。
チオグリコール酸塩を除毛を目的として使用する場合には、pHが12.5のチオグリコール酸の含有量は5%以内の場合、1回の使用時間は10分以内で、1週間に1度であれば、皮膚の表層より深くは浸透しないといわれています(注7)(注8)。
引用元:https://www.mhlw.go.jp/(P.9)
しかし顔やVIOは体に比べて皮膚が薄いため、使用時間や頻度を守っても肌トラブルが生じる可能性が高くなります。
5-2.目や口、膣、肛門に入ると危険
顔やVIOに除毛クリームを使用すると、次のような危険性もあります。
- 口に入る…嘔吐・下痢・胃腸障害が起こる
- 目に入る…結膜炎・角膜炎・失明の原因になる
- 膣や肛門に入る…かゆみ・痛み・ただれが起こる
IラインやOラインは自分の目で確認しにくいため、誤って粘膜に除毛クリームを塗ってしまう可能性もゼロではありません。
また避けて塗ったつもりでも、洗い流す際に除毛成分が粘膜に触れて肌トラブルが起こることもあります。
5-3.顔に使うと刺激臭を感じやすい
チオグリコール酸はパーマ液にも使われている成分で、強い刺激臭があります。
鼻に近い箇所に使用すると、刺激臭の影響で気分が悪くなってしまうこともあるので注意が必要です。
6.顔、アンダーヘアに除毛クリームを実際に使った人の口コミ
YouTubeやTwitterに寄せられている、実際に顔やアンダーヘアに除毛クリームを使った人の口コミをまとめて紹介します。
使用した結果。
初日、とりあえず匂いは炭薄めたみたい。
まぁ臭いかな。
除毛クリームは痛いと聞くけどこれは尋常じゃなく痛い。
顔爆発するかと思った。
あと赤く荒れます。
慣れたらマシになるんかな🤔
効果のちのち出てくるんかな?🤔
とりあえず様子見。 https://t.co/CaF4Tyz1al— 神宮カニ@Bacchus (@jinguxu_at_kani) April 25, 2021
お肌に優しいはずの全身除毛クリームを、勢い余って顔につけたら見事に顔の皮膚剥がれたのか真っ赤です★
良い子は真似しちゃダメだぞ★アベンヌウォーターとアベンヌクリームで応急処置したけど、明日も赤かったら皮膚科だな
…多分赤いな時々血迷うんだよなぁ
— きらり@ (@kirari_little) August 22, 2019
除毛クリームでVIO処理したら肌荒れてヒリヒリ痛む💦VIO可のクリームでパッチテストもしたのに⤵️明日皮膚科行きます😭😭😭#メンズ除毛クリーム#vio
— Tarzan (@Tarzan_workout) April 27, 2021
-
顔・VIOに除毛クリームを実際に使った人の口コミまとめ
- 大きなトラブルはなかったが痛痒いと感じた
- ヒリヒリしたかなり痛い
- 顔に使ったら尋常じゃないほど痛かった
- 皮膚が剥がれて真っ赤になった
- 肌荒れがひどく皮膚科に行くことになった
- 今のところ特に肌荒れはしていない
顔やVIOに除毛クリームを使った人のほとんどが、かゆみや痛み、発疹などの肌荒れを経験していることがわかりました。
また肌荒れがひどく、皮膚科で治療を受けることになったという人も少なくありません。
顔やアンダーヘアのムダ毛は、除毛クリーム以外の方法で処理するようにしましょう。
7.顔、アンダーヘアにおすすめのムダ毛のお手入れ方法
顔やアンダーヘアのムダ毛のお手入れ方法として最もおすすめなのは、サロンやクリニックで行う「脱毛」です。
主な理由としては次の3つが挙げられます。
- 脱毛効果がある
- 除毛クリームを続けるよりも費用が安く済む
- 肌トラブルの心配が少ない
除毛クリームには脱毛効果がないため、使い続けてもムダ毛が薄くなることはありません。
これに対してサロンやクリニックで脱毛すれば、毛根にダメージを与えることができるため、徐々にムダ毛が生えてこなくなります。
8.まとめ
除毛クリームで顔やアンダーヘアのムダ毛を処理するのは、次の3つの理由からもおすすめできません。
- 顔やVIOは皮膚が薄く肌荒れのリスクが高い
- 続けて使っても脱毛効果を実感できない
- 継続して使用する必要があり費用がかかり続ける
サロンやクリニックで脱毛すれば、肌荒れのリスクを最小限に抑えつつ、顔やVIOのムダ毛を脱毛できます。
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