ヒゲやすね毛、胸毛、脇毛といった体毛の濃さに悩んでいませんか?
濃い体毛を処理せずに放っておくとボーボーに伸びてしまい、知人や女性から不潔な印象を持たれてしまう可能性があります。
このページでは、体毛が濃くなる原因とおすすめの処理方法を紹介します。
体毛が濃くなる原因を知って対策し、清潔感のある見た目をキープしていきましょう。
1.男性の体毛が濃くなる3つの原因
体毛が濃くて悩んでいて…。
男だけ毛が濃くなる理由ってあるんですか?
男性の毛が濃くなる主な原因は次の3つだ。
- 男性ホルモンの過剰分泌
- 外部刺激から肌を守る
- 遺伝による影響
それぞれの原因について詳しく紹介しておこう。
1-1.男性ホルモンの過剰分泌
「テストステロン」という男性ホルモンは男らしい体に欠かせない。
ただ酵素によって「ジヒドロテストステロン」に変換されると、体毛が濃くなり髪の毛が薄くなってしまうこともあるんだ。
体毛が濃くなって、髪の毛が薄くなるなんて困ります…。
男性ホルモンが過剰に分泌される生活習慣ってどんなことですか?
具体例をまとめて紹介しておこう。
- コレステロールを多く含んだ食事
- 睡眠不足
- 強いストレスが続く
- 喫煙の習慣がある
体毛の濃さに影響を与えるのは、男性ホルモンと女性ホルモンという2つの性ホルモンです。
男性に多く分泌される男性ホルモンは、そのうちの約95%がテストステロンで占められています。
テストステロンには筋肉や骨格を大きくしたり、体毛を濃くする働きがあり、男性らしい屈強な体を作り出します。
しかし、テストステロンは5-αリダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロンに変換されると、体毛が濃くなり、毛髪が薄くなります。
一方、女性ホルモンには髪の成長を促進させるエストロゲンや母乳を出すオキシトシン、黄体ホルモン等が存在しています。
女性ホルモンが多いと、髪が長く伸びたり女性らしい丸みのある体へと成長します。
男性・女性ともにこれらの性ホルモンがバランスよく存在することで体毛は程よく生えます。
しかし生活習慣の乱れやストレス等により男性ホルモンが過剰分泌されると、どんどん体毛が濃くなってしまうのです。
1-2.毛を濃くして外部の刺激から肌を守る機能が働く
外部刺激から肌を守るために体毛が濃くなることもある。
主な原因になる外部刺激は次の3つだ。
- カミソリによるシェービング
- 体が冷える生活環境
- 紫外線
人間はもともと、体毛を生やして体温を調節していたといわれています。
特に寒い地域にいると衣類だけでは保温できなかったため、本能的に体毛を濃くして暖を取っていたそうです。
また、体毛には外部の刺激から肌を守る機能があります。
例えば、紫外線を含む太陽光を直接浴びることは有害であるため、すね毛や頭髪を生やして直射日光から肌を守ります。
さらに、カミソリによるシェービング等で肌に強いダメージを受けると、体毛は肌を保護するためにどんどん濃くなります。
このように、外部から強い刺激を受けることが体毛を濃くする原因の一つとなります。
1-3.遺伝による影響
これは男性だけには限らないが、遺伝も毛が濃くなる理由の一つになる。
詳しい仕組みはまだ解明されていませんが、父親か母親、あるいはその両方が毛深い場合は子供に遺伝することがわかっています。
また両親は体毛が薄くても、祖父母に体毛が濃い方がいる場合、隔世遺伝によって毛深くなる可能性があります。
さらに、生まれつきは毛が薄くても、成長するにつれて体毛が濃くなっていくことも考えられます。
なぜなら、思春期の頃はホルモンバランスが乱れやすく、それに誘発されて体毛が濃くなっていくためです。
2.男性の濃い体毛・ムダ毛に対する女性の印象
女性は体毛が濃い男性についてどう思っているんでしょうか?
残念ながら、約86%の女性が「体毛が濃い男性は苦手」と答えている。
清潔感を高めるためにも、自然な薄さに整えておくといいよ。
引用元: Panasonic
※調査対象:10代~50代の男女1,000名
一般的に、男性の体毛があまりにも濃いと「気持ち悪い」と思う女性が多いといわれています。
特に注意したいのが以下の部位です。
- ヒゲ
- 胸毛・腹毛
- 腕毛
- 太もも、すね毛
- VIO(陰部、肛門)
これらの部位のムダ毛は不潔に思われる可能性が高いため、きちんと処理する必要があります。
もっとも女子受けが良いのは、お手入れの行き届いた清潔感のあるツルツルの状態です。
体毛がツルツルだと「男らしさが足りない」「自分も頑張らないといけない」などマイナスなイメージを持つ女性もいましたが、男性の脱毛が普及した今となっては少数派です。
女性受けを考えるなら、少なくとも「程よく手入れされた自然な薄さ」はキープしましょう。
清潔な印象を与えるために、定期的に手入れをして清潔感を保つことが大切です。
3.濃い体毛を薄くするのにおすすめな7つの処理方法
濃い体毛をなんとかしたいんですが、どんな方法がありますか?
男性の体毛におすすめの処理方法を7つ紹介しておこう。
3-1.クリニック・サロンでムダ毛を脱毛する
最もおすすめなのはクリニックやサロンでの脱毛。
他の方法とは違って毛根から除去できるから、完了後はいつでも清潔感のある状態をキープできるよ。
特にクリニックでしかできない永久脱毛がおすすめだ。
脱毛の光はメラニン色素が多い太くて濃い毛に反応しやすい仕組みになっています。
そのため体毛が濃い男性は、脱毛効果を実感できる可能性が高くなります。
永久脱毛してしまえば、女子ウケがもっとも良いツルツルの状態をずっと維持することができます。
脱毛にかかる料金は高く感じますが、ずっとお手入れを続けることを考えれば、手間やコスパがもっとも良い方法です。
脱毛クリニックへ行く、という部分がどうしてもハードルが高いですが、そこさえ乗り越えられればずっと楽ができます。
永久脱毛については、こちらのページで詳しく紹介していますので、参考にしてください。
3-2.家庭用脱毛器で脱毛する
家庭用脱毛器なら自宅で手軽に脱毛できるよ。
家庭用脱毛器はサロンやクリニックに比べて効果が低いため、効果を実感するまでに最低でも10回前後、約2~3ヶ月かかります。
すぐに効果を実感できるわけではありませんが、忙しくて脱毛に通えない人は、家庭用脱毛器でムダ毛処理をしてみるのも一つの方法です。
ヒゲにおすすめの男性用脱毛器については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
3-3.脱毛クリームで除毛する
すぐに体毛を処理したいなら、メンズ脱毛クリームを使うといいよ。
脱毛クリームは、成分の力を利用してムダ毛を溶かして除去するため、カミソリで剃るよりも綺麗に自己処理することができます。
また、胸毛やすね毛、お尻の毛など、広範囲で自己処理が大変な部位も簡単に処理可能です。
ただし脱毛クリームは肌への負担が大きいため、肌を保護する働きのあるクリームを選びましょう。
3-4.ブラジリアンワックスを使う
ブラジリアンワックスなら除毛クリームでNGとされていることが多いVIOにも安心して使えるよ。
ブラジリアンワックスは除毛クリームよりも広範囲に使えるうえ、脱毛効果も長続きします。
ただし、サロンやクリニックでの脱毛とは違って、しばらくするとまた毛が伸びてきます。
一時的に処理したい毛がある部位だけに、活用するようにしましょう。
メンズ脱毛におすすめのブラジリアンワックスの使い方と注意点は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
3-5.ヒゲはカミソリで深剃りする
体毛はカミソリで処理するのはNGだけれど、ヒゲはカミソリで深剃りするのもおすすめだ。
どうして体毛にはカミソリがNGなんですか?
体毛にカミソリがNGなのは次の3つの理由があるからなんだ。
ヒゲはコツさえつかめば、肌の負担を軽減しつつシェービングができるよ。
- 断面が目立って毛が濃く見える
- 剃った後の手触りがチクチクする
- 皮膚が弱い箇所は肌トラブルの原因になる
体毛をカミソリで処理するのはNGですが、ヒゲのシェービングにはカミソリがおすすめです。
なぜなら、カミソリなら濃く太いヒゲでもゴッソリ除去することができるためです。
とはいえ、深剃りするとカミソリ負けにより肌荒れした経験があるかもしれません。
しかし、肌に優しく深剃りできる3つのコツを意識してシェービングすれば、肌への負担を大幅に軽減できます。
コツといっても今日から簡単にできるものばかりなので是非参考にしてみてください。
3-6.抑毛ローションで毛を薄くする
胸毛や太ももの毛、指や甲の毛など、細い毛を薄くしたい場合は抑毛ローションがおすすめ。
朝・夜の1日2回、ムダ毛が気になる部位に塗るだけなので手軽に使用できます。
また、保湿成分が多く配合されており肌に優しいので、シェービングによる肌荒れの心配がありません。
抑毛ローションの効果には個人差がありますが、約1~3ヶ月で細い毛を目立たなくさせる効果が期待できるといわれています。
抑毛ローションを実際に使用した体験談はこちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
3-7.ボディトリマーで自己処理する
胸毛やすね毛を自然な薄さに整えたいなら、ボディトリマーを使うといいよ。
ボディトリマーとは、胸毛やすね毛、VIOなどムダ毛を処理するのに特化したバリカンの一種です。
ツルツルにするのはもちろん、アタッチメントを使用することで長さを自由に調節することができます。
また、カミソリのように刃が鋭すぎないのでシェービング中に体を傷付ける心配がありません。
ネットや家電量販店で5,000円前後で購入可能なので是非試してみてください。
たった5分で自然な薄さに体毛を処理できるボディトリマーについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
4.男性の体毛が濃くなるのを防ぐ7つの対策
体毛が濃くならないようにするにはどうすればいいですか?
毛が濃くなるのを防ぎたいなら、次の7つの対策を実践してみよう。
4-1.食生活を改善する
揚げ物や肉料理を避けて、大豆や魚、乳製品を多く摂るのがおすすめ。
豆腐や味噌、納豆なども大豆から作られているよ。
食生活の乱れはは男性ホルモンの過剰分泌を引き起こす大きな原因だといわれています。
揚げ物や肉料理、麺料理といったコレステロールを多く含んだ料理をよく食べる方は注意が必要です。
摂取したコレステロールは体内で男性ホルモンへと変化するので、男性ホルモンが多くなってしまいます。
魚や乳製品、大豆といった女性ホルモンの生成に働きかける食品をバランスよく取るようにしましょう。
4-2.ストレスをためない
ストレスを受けると体を守るために、体毛が濃くなってしまうことがあるから注意が必要だ。
ストレスで自律神経が乱れると、男性ホルモンの過剰に分泌されるリスクが高まります。
自分なりのストレス解消方法を見つけて、日頃からストレスをためこまないようにしましょう。
4-3.適度な運動をする
運動不足になると体の体温が下がってしまう。
冷えから体を守るために、体毛が濃くなることもあるんだ。
体毛には体温を維持する機能があります。
そのため運動不足で体が冷えると、体温を一定に保つために体毛が濃くなってしまいます。
ストレス解消のためにも、適度な運動を心掛けましょう。
4-4.タバコをやめる
タバコを吸う男性は、男性ホルモンの分泌量が多いという研究結果も出ている。
喫煙の習慣があるならこの機会に見直してみよう。
1000人以上の男性を対象に行われたハーバード大学による調査によると、喫煙者は非喫煙者に比べて男性ホルモンの分泌量が多いという結果が出ています。
男性ホルモンの過剰分泌は体毛が濃くなる原因なので、喫煙の習慣がある人は注意が必要です。
4-5.たっぷり睡眠を摂る
睡眠時間が少なすぎても体毛が濃くなるんですね。
睡眠は何時間ぐらい必要ですか?
最低でも6時間は確保しよう。
睡眠不足は自律神経が乱れ、男性ホルモンの過剰分泌を引き起こします。
最低でも6時間は睡眠時間を確保して、心身ともに健康的な生活を送るようにしましょう。
4-6.紫外線対策を徹底する
日焼けをしたら青ヒゲが目立ちにくくなると思っていました…。気を付けます!
紫外線は肌へのダメージとなるため、外出する際の紫外線対策は必須です。
特に、ヒゲや腕毛、すね毛など服では隠せない部位の対策は欠かせません。
日焼け対策におすすめの方法は、日焼け止めクリームです。
外出する際はSPFの値が10〜20の日焼け止めを塗り、紫外線によるダメージを防ぎましょう。
4-7.肌への負担が大きい自己処理をやめる
剃るのと抜くのはどっちがおすすめですか?
どっちもおすすめとは言えないけれど、剃る方がまだ安全だね。
シェービング後は忘れずに保湿をしよう。
カミソリでムダ毛を剃ると、毛だけでなく肌細胞も一緒に削ってしまいます。
そのため、シェービング後は目に見えない無数の傷が付いた状態です。
肌が傷付くとそれを防ぐために体毛がさらに濃くなるという悪循環に陥ってしまうので、必ず部位ごとに処理方法を変えるようにしましょう。
そして、処理後は化粧品・乳液でしっかり保湿し、アフターケアを十分に行いましょう。
また、毛抜きでの処理はNGです。
毛抜きで処理すると肌の細胞が破壊され肌荒れを悪化させてしまうので注意が必要です。
5.まとめ
体毛が濃くなるのは男性ホルモンが大きく影響しています。
男性ホルモンの過剰分泌を抑制するために、生活習慣を見直しましょう。
また、濃い体毛は不潔な印象を与えてしまいます。
自己処理をしたり脱毛に通って清潔感のある薄さに仕上げましょう。
もっともおすすめの永久脱毛については、こちらのページで詳しく紹介していますので、参考にしてください。
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