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いびきの原因と対策は?枕のせいでいびきをかくの?おすすめ枕は?

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あなたはこんな悩みを持っていませんか。

  • いびきがうるさいと家族に言われる
  • 枕のせいでいびきをかいている気がする
  • いびきを解消する方法を知りたい

この記事では、いびきの種類と原因、解消方法を紹介しています。
いびきに悩んでいる方は参考にしてください。

1.いびきの種類


いびきは主に次の3種類に分類することができます。

  1. 単純性いびき症
  2. 上気道抵抗症候群
  3. 睡眠時無呼吸症候群

まずは3種類のうち、どの症状に当てはまるのかをチェックしてみましょう。

1-1.単純性いびき症

単純性いびき症は、次のようなことが原因で起こる一時的ないびきです。

  • 鼻づまり
  • 風邪
  • 疲労
  • ストレス
  • 飲酒

無呼吸や低呼吸の回数が1時間に5回以内で、日中の眠気なども伴わないことがほとんどです。
原因を取り除けばいびきも解消するので、特に心配する必要もありません。

1-2.上気道抵抗症候群

上気道抵抗症候群は睡眠時無呼吸症候群の亜型(軽症型)で、無呼吸や低呼吸の回数が1時間に5回起こります。
そのため日中に強い眠気を感じることがありますが、SpO2(血中酸素飽和度)の低下が見られないのが特徴です。

上気道抵抗症候群は次のような様々な原因により、気道が狭くなることで生じます。

  • 肥満
  • 鼻炎
  • 蓄膿症
  • 扁桃腺の肥大
  • アデノイドの肥大
  • ホルモン系統や呼吸筋の異常
  • 舌が大きい
  • 鼻が曲がっている
  • あごが小さい
  • 枕の高さが合っていない

のどや鼻などの病気、体型、骨格に問題がなければ、枕の高さが合っているかをチェックしてみるのがおすすめです。
枕の高さといびきの関係については、「2-3.枕の高さが合っていないといびきをかきやすい」をご覧ください。

1-3.睡眠時無呼吸症候群

上気道が完全に塞がれてしまうことで、一時的な呼吸の停止がひと晩に何度も起こるのが睡眠時無呼吸症候群です。
判定基準は次の3つで、1つでも当てはまれば睡眠時無呼吸症候群の可能性が高くなります。

クリスチャン・ギルミノー博士による睡眠時無呼吸症候群の定義

  • 1時間あたり10秒以上の無呼吸
  • 4%以上の血中酸素飽和度の低下を伴う低呼吸が5回以上
  • 7時間の睡眠中に無呼吸や低呼吸が30回以上

無呼吸が繰り返し起こると、脳が覚醒し眠りが浅くなり、何度も目が覚めてしまうことがあります。
また交感神経が刺激されることによる夜間頻尿、日中の強い眠気、起床時の頭痛、集中力の低下の原因にもなります。

1-4.特に注意したいいびき

特に注意が必要ないびきは「睡眠時無呼吸症候群」です。
人によっては、数秒から数分の呼吸停止が、ひと晩のうちに100回近く繰り返されることもあります。

呼吸が停止している間は酸素が供給されないため、脳や心臓に大きな負担がかかります。
これにより次のような生活習慣病に罹患するリスクが高くなることもわかっています。

  • 肥満
  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • 糖尿病
  • 脳血管疾患
  • 心筋梗塞
  • 虚血性心疾患
  • うつ病


引用元:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-008.html

また日中の強い眠気により集中力が続かず、交通事故の発生率が2.5倍も高くなるという調査結果も発表されています。


引用元:https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kaigi/meeting/2013/wg3/kenko/150305/item1-2-2.pdf

放置すると命に関わることもあるので、なるべく早く治療を行うようにしましょう。

2.いびきをかく原因


いびきの原因について詳しく紹介します。

2-1.気道が狭くなることでいびきをかく

いびきは次のような流れで気道が狭くなることによって生じます。

睡眠中に筋肉がゆるみ口が開いた状態になる

舌が喉の奥に下がる

気道が狭くなる

口から吸い込んだ空気が通りにくくなる

軟口蓋が振動して「いびき」が発生する

喉や鼻の病気で気管が腫れている場合も、気道が狭くなり、いびきをかくことが増えます。
病気でなければ、寝ている時の姿勢や枕の高さが原因で気道が狭くなっている可能性が高くなります。

2-2.仰向け寝はいびきをかきやすい

仰向けで寝ると、舌が喉の奥に落ちることで、気道が狭くなり、いびきをかきやすくなります。

一方、横向け寝の場合は、舌の落下を防げるため、気道が狭くならず、いびきもかきにくくなります。

横向け寝をすると、いびきをかきにくくなりますが、ずっと横向けに寝ていると体が痛くなってしまいます。
仰向けに寝ても、いびきをかかずに眠れるように、枕の高さを調整しておくのがおすすめです。

2-3.枕の高さが合っていないといびきをかきやすい


枕の高さが合っていないことも、いびきの原因になります。
高すぎる枕をしていると、あごを引いた体勢になり、頸椎の前を通る気管が圧迫されて狭くなることで、いびきをかきやすくなってしまいます。

逆に低すぎる枕をしていると、頭が下がって口が開いて口呼吸になります。
口が開いたまま眠ると、舌が落ち込み気道が狭くなるため、いびきをかきやすくなってしまいます。

適切な高さの枕を使えば、常に気道が開いた状態を維持できます。
いびきを防ぐためにも、自分に合う高さの枕を使うようにしましょう。

2-4.肥満もいびきが発生する要因

肥満もいびきの原因の一つです。
首やのど、舌に脂肪がつくと気道が狭くなり、いびきをかきやすくなってしまいます。

特に日本人は下あごが小さく、顔に奥行がない骨格なので、少しの肥満でも気道を塞ぐ原因になるため注意が必要です。

3.いびきの解消方法


では最後に、いびきの解消方法について詳しく紹介します。

3-1.枕の高さを合わせる

適切な高さの枕を使うと、気道が確保されて、いびきをかきにくくなります。

体型や加齢による骨格の変化によっても、適切な枕の高さは変わります。
いつでもちょうど良い高さの枕を使えるように、高さを調整できる枕を選んでおくのがおすすめです。

3-2.横向きで寝る

横向きに寝ると、舌で気道が塞がれることがないため、いびきをかきにくくなります。
しっかり気道を確保するためにも、背骨がまっすぐになるように枕の高さを調整しましょう。

3-3.肥満を解消する

アメリカでは、肥満度4の人が体重を10%減らした結果、睡眠時の無呼吸が改善したという事例も報告されています。
まずは以下を参考に、いびきの原因が肥満によるものかどうかをチェックしてみましょう。

肥満度の計算方法

BMI=(体重(kg))÷(身長(m)の2乗)

日本肥満学会の定めた基準

BMI 肥満度判定
18.5未満 低体重(やせ)
18.5~25未満 普通体重
25~30未満 肥満(1度)
30~35未満 肥満(2度)
35~40未満 肥満(3度)
40以上 肥満(4度)

特にBMIが30以上の人は、減量をすることで、いびきを解消できる可能性が高くなります。
いびきを解消するためにも、適度な運動とバランスの良い食生活を心掛けましょう。

3-4.病院へ行く

枕の高さや横向き寝、ダイエットを試しても、いびきが続く場合は病院で治療を受けるのがおすすめです。
睡眠時無呼吸症候群の治療は次の3つの方法で行えます。

CPAP(シーパップ)療法

就寝時に気道が塞がらないように空気を送るCAPA装置を装着する方法です。
健康保険が適応され、費用は5,000円ほどになります。

口腔内装置

マウスピースを使って、気道を確保する方法です。
健康保険が適応され、費用は1~2万円ほどになります。

手術

扁桃腺やアデノイドの肥大が原因の場合は、レーザーや外科手術で取り除く必要があります。
費用は手術内容によって異なります。

頻繁に無呼吸の状態が続くと、高血圧や脳梗塞、心筋梗塞などの深刻な病気を発症する可能性があります。
いびきの他に、日中の強い眠気や倦怠感を感じたら、早めに病院で適切な治療を受けるようにしましょう。

4.まとめ


いびきは次のような理由で気道が狭くなり、軟口蓋が振動することによって生じます。

  • 肥満
  • のどや鼻の病気
  • 枕の高さが合っていない

肥満や病気に心当たりでなければ、枕の高さが合っていないことが原因の可能性が高くなります。
特に高すぎる枕をしていると、前屈みにの姿勢になり、気道が塞がれて、いびきをかきやすくなってしまいます。

また枕が低すぎて頭が下がり、口が開き口呼吸になることも、いびきの原因の一つです。
適切な枕の高さは体格や年齢によって異なるので、高さを調整できる枕でいびき対策を行いましょう。

いびき対策におすすめの枕については、こちらのページをご覧ください。

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